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Web会議の次の形?!フルリモートなので「VR会議」を試してみた

みなさん、こんにちは。マーケ担当の青木です。co-meeting は2月決算のため、3月から新しい1年がスタートしました。それに合わせて……というわけでもないのですが、先日社内で初めて「VR会議」を試す機会がありました。

当社はフルリモートが基本であり、社員は日本各地に散らばって仕事をしています。そのため、普段からWeb会議等のオンライン・コミュニケーションには慣れていたのですが、今回試した「VR会議」はこれまでにない、とても新鮮な体験でした。

今回の記事では、Zoom等のWeb会議といったい何が違うのか?どんな準備が必要なのか?など、実際に試してみた様子をご紹介します!

バーチャル会議室サービス「Horizon Workrooms」とは?


今回のVR会議で使ったのは、Meta社(旧:Facebook社)の提供するVRゴーグル「Oculus Quest 2」と、このゴーグルを使うことで利用が可能なバーチャル会議室サービス「Horizon Workrooms」です。

Meta(旧Facebook)が開発したHorizon Workroomは、VR空間内で自分のアバターを操作し、あたかもメンバーが同じ部屋にいるかのようにミーティングができるサービスです。

Oculus Quest と「Oculus Remote Desktop」というアプリを組み合わせることで、自分のデスクの位置をVR空間内に同期し、VR空間内でPCが操作できるミクストリアリティー(複合現実)を体験することができます。

共同作業、ディスカッション、プレゼンテーションなど、用途に応じて部屋のレイアウトや大きさが自由に変更できるほか、VR空間内で画面を共有したりホワイトボードなどのツールを使ったりすることも可能です。

また、Oculus Questを持っていないメンバーでもビデオ通話で参加でき、その場合はVR空間内に設置されたモニターに顔が写し出されます。

アバターは目・鼻・口・輪郭・髪型など顔のパーツから始まり、髪・眼・肌の色や服装・めがね・アクセサリーまで細かく選べるので、自分だけのユニークなアバターを作成することが可能です。

Web会議では味わえない「一体感」を感じられる

ログインしたメンバーからはやや興奮気味に「おお!いいね〜」「〇〇さん隣にいる!前にいる!」という声が上がりました。

ZoomなどのWeb会議では相手が見えていたとしても「別の場所にいる」感じがぬぐえなかったのですが、VR会議では、遠く離れた場所にいるはずのメンバーがまるで自分の隣にいるかのように、とても近くに感じます。

本当に同じ部屋で話しているかのようで、私も最初からテンションが爆上がりでした。(ログイン直後、テンションが上がりすぎて、みんなにムダに手を振っていたのはナイショです…笑)

ちなみに、私も含めメンバーは自分に似せたアバターを作っていたのですが、CEO一人だけがまったく自分に似せる気のないアバターで、「えっ誰?!」とみんなで笑っていました。こういう個性が出るのも、VR会議ならではの面白さかも知れません。

空間オーディオ機能により声がそのメンバーが座っている方向から聞こえてきたり、リップシンク機能により話し声とアバターの口の動きが連動したりするなど、臨場感を高める機能もしっかり備わっています。

また、メンバーが離席した場合は、アバターが目を閉じてグレーになるのも、よくできているなぁと思いました。

実際に会議をやってみて、会話はとても臨場感があるのですが、「Oculus Remote Desktop」を使ったVR空間内でのPC操作には慣れが必要で、議事録を取るのにちょっと苦労しました。

実は、私は入社してからまだ東京の本社に出社したことがないのですが、VR空間に入るだけで本当に出社したかのような感覚が味わえたので、フルリモートの当社のワークスタイルに合いそうな気がしました。

ただ、会議が終わりゴーグルを外した瞬間は「あ、現実世界に戻ってきて、また一人なんだ」という寂しさを感じてしまったので、その点はVR会議のデメリットかも知れません(笑)

どう使い分ける?Web会議とHorizon WorkroomでのVR会議

Web会議は、リアルに対面する会議と比べたときに「非言語のコミュニケーションが取りづらい」と個人的に感じています。

例えばこちらが話しているときに、出席者のリアクションが薄かったり、そもそも顔出ししていなかったりすると、話が通じているのか不安になるんですよね。

ただ、「在宅勤務で服装や化粧をしていないから顔出ししたくない」という意見も分からなくもないので、バランスが難しいなと思います。

それに対しバーチャルのアバターを通じて「同じ空間にいる」という臨場感を高め、より充実した非言語コミュニケーションを可能にするのがVR会議の魅力だと感じました。

ただ現時点では、Web会議と比べて「専用の機器が必要」「通信環境が整っていないと快適に使えない」と言ったデメリットもあります。

ソフト面でもHorizon Workroomはまだベータテスト段階なので、「VR環境での文字入力の反応が遅い」「共有画面が若干ぼやける」「ヘッドセットの電池の持ちが悪い」等、課題は色々あるようです。

ただ、社内の会議で使う分には、現状でも十分活用ができそうだとも感じました。既存のWeb会議ツールと併用しながら、例えば 1on1 や定例会議をたまの気分転換でVR会議にしてみても良さそうですし、ディスカッション形式のコミュニケーションでは、むしろVR会議の方が向いているんじゃないか、という意見もありました。

Oculus Questで使えるVR会議サービスはHorizon Workroom以外にもあるので、機会あれば試してみたいです。

そして、今後は歓迎会・交流会などのイベントや社員インタビューをVR空間でやってみる予定です。その際はまたレポートをお届けしますのでお楽しみに!

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