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ライティング講座半年の成果:知識の拡大と情報の取捨選択への挑戦

こんにちは、マーケティング担当の青木です。ライティング講座を開始してから半年が経ち、毎週課題の文章を書き続ける中で、自分の書くことへの苦手意識と向き合えたことを喜んでいます。この半年間で、私の知識が増えるにつれて、以前は気づかなかったことに気づくようになりました。今回の記事では、私がこの成長の過程で得た気づきや知識について紹介していきたいと思います。

ライティング講座を始めた経緯に関してはnoteの「書くのが苦手なマーケが文章力トレーニングをはじめてみました」の記事で書いていますので、よろしければご覧ください。

知識の島と無知の海:ホイーラー氏の言葉が教える新たな発見

半年間のライティングの学びを通じて、自分の思考や物事の捉え方を見直す機会を得ました。講座では、読解力と論理的思考力の訓練をはじめ、さまざまな課題に取り組むことが求められました。その中で、「抽象的な言葉を自分なりに解説する」という課題で取り上げられた、アメリカの著名な物理学者ジョン・アーチボルト・ホイーラー氏の言葉が私の心に残りました。単なる「課題の題材」としてだけでなく、その言葉の内容自体が、今回の講義で私が感じていたことと直接結びついたのです。

ホイーラー氏の言葉とは、「私たちは無知の海に囲まれた島に住んでいます。知識の島が大きくなるにつれ、無知の海岸も伸びる」 というものです(ジョン・アーチボルト・ホイーラー、『サイエンティフィック・アメリカン』(1992年)第267号)。

私は「日々、自分の学ぶべきことを選び、自身の成長につなげていくことが重要」という考えは以前から感じていました。しかし、今回の講義でホイーラー氏の言葉と出会い、「知識が増えると新たな発見や学びが生まれ、以前は知らなかったことや理解していなかったことが明らかになることもある」という解釈をしました。この経験から、「日々、自分の学ぶべきことを選び、自身の成長につなげていくことの重要性」を再認識するとともに、「知識を整理することの大切さ」を新たに学びました。

例えば、コンテンツ作成時には重要なポイントを選び出す必要があります。読み手が時間的な制約の中で効率よく理解できるように、情報の取捨選択が求められます。しかし、この取捨選択は私にとって挑戦であり、書く際に迷いや不安を感じる要素でもあります。同僚とコミュニケーションする際に、私は「自分の意図」をちゃんと伝えていたつもりだったのですが、実際にはうまく伝わっておらず、同僚から誤解されていると感じることがよくあります。そのため、情報の取捨選択をする際に「捨てるべきでない情報まで捨ててしまってはいないか」と、不安を感じるのです。

こうした不安を軽減するため、たくさんある学びのなかから、今は読解力に必要な2つの要素「文章理解」と「語彙知識」を高めていくことに意識を向けています。そして、読み手が背景を把握するための具体的な説明や例を加えるよう努めています。また、自分自身が文章を読む際に疑問点を考えることで、読み手に直感的に理解しやすい情報を提供することにも心がけるようになりました。ただし、これらのスキルの改善にはまだまだ努力が必要であり、継続的なトレーニングが欠かせないと感じています。

ライティングの成長と未来への課題:振り返りと展望

私がライティング講座を始めた当初は、文章を書くことに自信がなく、特に自分の意見やアイデアをまとめるのが苦手でした。しかし、講座を通じて学んだテクニックや指導を実践する中で、徐々に成長を実感するようになりました。

具体的な例として、以前は文章を書く際に「考える」→「書く」という流れで進めていました。しかし、講座で学んだ「考える」→「整理する」→「書く」→「推敲する」というプロセスを意識して取り入れることで、文章がより整理され、読みやすい文章を書けるようになりました。ただし、この過程で苦労したのは、自身の文章をまとめる際に情報の取捨選択をすることです。特に、読みやすさを重視しながら読み手が背景を理解できるような書き方をすることに苦戦しています。読みやすさを重視するあまり、情報を削りすぎてしまい、第三者が読むと背景がわからなくなることもあります。

実際に、同僚からフィードバックを通じて、自分の苦手な箇所をあらためて認識しました。同僚からは「以前は自分の伝えたいことを全て書き込んでいたため、文章がまとまりに欠けることが多かった。しかし、講座を始めてからはまとまりのある文章を作れるようになったと実感している。しかし、同時に文章をまとめる過程で情報が抜け落ちている、伝えたいことがわかりにくくなっている」という意見がありました。このフィードバックを受けて、自身の文章を読み手の視点で見つめ直すことの重要性を再認識しました。

ライティング講座の学びと成長:指摘ポイントと継続的な学習

これまで講座の中で講師の方から、よく指摘されるポイントは大きくわけて、「文章の読みやすさに関する指摘」、「文体や表現に関する指摘」、「論理的な整合性や説明の明確さに関する指摘」の3つです。講座を開始して数ヶ月はこの3つの指摘をいただくことが多かったのですが、最近は「論理的な整合性や説明の明確さに関する指摘」が中心になっています。

例えば、講座で指摘された点としては、文章が冗長であることや情報が複雑になりすぎていることがありました。これに対して、改善策としては以下のような取り組みを今後やっていこうと思っています。

文章の簡潔化: 不要な修飾語や冗長な表現を省くことで、文章を簡潔にまとめるように心がける。読み手が要点を素早く把握できるようにするために、無駄な情報を省いて必要な情報に絞る。

文章の構造化: 読みやすさを向上させるために、論理的な構造を持つ文章を作る。段落の分け方や見出しの活用など、情報の整理を行い、読み手が順番に理解しやすい流れを作る。

具体的な例の挙げ方: 理解しやすさを追求するために、具体的な例や事例を挙げることに力を入れる。抽象的な概念や理論を具体的なイメージに置き換えることで、読み手がより具体的な理解を得られるように書く。

ライティング講座の成果と今後への意欲

半年間のライティング講座を通じて、私は文章を書くことに対する抵抗感が軽減され、"書くこと"へのモチベーションが向上しました。講師からの的確な指摘により、次のような「自己成長」を実感できました。

  • 講座を受ける前は、コンテンツを書くことに苦手意識があり、「早く終わりたい」という気持ちが先に立っていて、文をまとめることはレビュアーに任せていた。しかし、講座を受けたことで苦手意識が軽減され、自分で考えて文をまとめた上でチェックを依頼するようになった。

  • 講座を受ける前は、文章表現を考えるのに苦労していた。しかし、講座を受けたことで以前よりもスムーズに表現が考えられるようになった。校正段階でのフィードバックも、基本的な修正ではなく、より具体的・発展的なアドバイスが返ってくるようになった。

知識の増加や情報の取捨選択、情報の整理の難しさは常に私たちの前に立ちはだかります。しかし、私たちはすべての知識を必要とするわけではありません。ホイーラー氏の言葉から得た気づきや、情報の取捨選択に関する学びは、今後の仕事や日常生活で活かしていきたいと思っています。

これからも継続的にライティングスキルを磨いて、同僚やお客様とスムーズなコミュニケーションが取れるようにしていきたいです。そして、今回の講座に限らず「自分の日々の学び」を業務にも生かして、より成果が出せるようにがんばりたいと思います。


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