[Spring '24] リリースノートからピックアップ〜フロー編〜
こんにちは、co-meetingにてエンジニアしているハナミズキです。
この記事は先日のゆるっとSalesforceトーク #26 Spring '24リリースノート輪読会で発表した内容をまとめたものです。Spring '24のリリースノートからフロー関連で気になるリリースをピックアップしました。
Create Multiple Instances of a Set of Fields with the New Repeater Component (Beta)
繰り返し追加で入力できるフィールドが追加されました。
今の所、新規入力にしか使えなさそうだけど今後とても使えそうです。
設定方法は簡単です。画面の編集画面に以下のような繰り返しコンポーネントをドラックするだけです。
この繰り返しコンポーネントには特定のコンポーネント(※1)を中に埋め込む事ができます。
画面を通してユーザーが入力した情報は「指定したAPI参照名.AllItems」の中に入力情報が保持されます。まだまだ制限はありますが、[ループ]要素などコレクション変数に対して操作できる要素とセットで使えそうですね。
Sum or Count Items in Collections More Easily with the Transform Element (Beta)
[変換(Transform)]要素を使うことで、特定コレクションの特定項目の合計や件数をカウントアップできる機能が追加されました。
[変換]要素の中で、ソースデータとして任意のコレクションを選択し、対象データを割り当てると設定できます。
「計数(Count)」もしくは[合計(Sum)]のために、わざわざ[ループ]要素を使う必要がなくなりますね!
同じ画面のコンポーネントの変更に反応
Use More Components to React to Changes on the Same Screen (Generally Available)
同じ画面上で、他のコンポーネントの変更に表示テキストコンポーネントまたはロングテキストコンポーネントが反応するようになる仕組みが正式リリースされました。
Use Text Templates to React to Changes on the Same Screen
これも上記とだいたい似ていますが、同じ画面のコンポーネントの出力を参照するテキストテンプレートリソースが、出力の変更にリアルタイムで反応できるようになったみたいですね。
例えば、以下のように同じ画面のコンポーネントに依存するようなコンポーネントや数式変数が存在している画面を作れるようになります。
すると以下イメージのような感じで入力とリアルタイムで変更するようになるため画面設計の可能性が広がりますね。
Maintain Your Previous Selections When You Search a Data Table
[データテーブル]コンポーネントが以前の選択を維持するようになりました。前回までは検索すると選択がリセットされていたので、少し操作性に変化がありますね。
以上です。フローのアップデートにはまだまだ注目が集まっていますね!以前は手間だったと感じていた部分も改善され、今後もさらなる進化が期待できます。次回のリリースも楽しみですね。